いせやのブログ

アゲハチョウ育てました

こんにちは!

花小金井ふれあいパークの高山です。

 

暖かい時期になり園内では様々な生き物を見かけるようになってきました。

中でも特に目を引くのは色とりどりのチョウ達。

私が見かけただけでも、ナミアゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、コミスジ、イチモンジセセリ、ゴマダラチョウ、ダイミョウセセリ…

これだけの種類のチョウが園内を飛び交っています。

 

ナミアゲハやモンシロチョウは夏場には毎日のように見かける程、身近な存在ですよね。

ですが実のところチョウになるまでの過程をよく知っているという方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?

かく言う私も20年前に夏休みの自由研究でアゲハチョウを育てたきりなので、どういう変化を経てチョウになるのかうろ覚えです……

 

というわけで

20年ぶりに卵からアゲハチョウを育ててみました!

※以降、虫画像あります。苦手な方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

用意するものは食草(柑橘類の木)と飼育用プラケースのみ。

毎日新鮮な葉っぱを与えます。

卵から孵化すると葉を食べながら数回の脱皮を繰り返し

写真右上の緑色の終齢幼虫になります。

下の方にいる鳥の糞のような白黒の幼虫も同じアゲハチョウの幼虫です。

全然違う種類の幼虫に見えますよね。

もりもりと葉を食べて丸々大きくなりました。

ここまでくると間もなくサナギになります。

 

サナギになるとこんな感じです。

中ではイモムシからチョウの体へと急ピッチで組織の造り替えがされています。

なお、この状態でも外部から刺激があると

動きます。

 

ちゃんと立派なチョウになれるかな?

ドキドキしながら観察を続けました。

見守ること約10日

ついに羽化の兆しが

翅(はね)の模様がうっすら透けて見えます。

 

無事に出てこれました。

 

どんどん翅を伸ばします。

翅が乾くとこんなにも美しい模様を披露してくれました。

 

ベランダに出してからもしばらくは飛び立たず手の上で翅を閉じたり開いたり。

いよいよ飛び立った瞬間の気持ちは嬉しいような、寂しいような……

名残惜しかったです。

 

1か月ほどの短い期間でしたが、ひとつの命の成長を見守ることができ

充実したひと月が過ごせました。

子供だけでなく、大人の自由研究にもチョウの飼育はおすすめです!

 

今年の夏はこういった方法で自然と触れ合ってみるのはいかがでしょうか?

またお墓参りの時には是非チョウ探しをしてみてください!
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