いせやの物語
- いせやの物語
- 第八話
気軽にお茶を飲みに寄っていただける、会員ラウンジを。

-
いせやが考える、新しい会員ラウンジのかたち
いせやは、お客様同士の交流の場として「ふれあい倶楽部」を立ち上げ、 さまざまなイベントや教室、旅行などを催してきた。
その活動を通してふくらんできたのが、ふれあいの象徴となる場所を街の中に、という想い。
お客様に気軽に立ち寄ってもらえ、しばしくつろいでいただけるラウンジをつくりたい。
それもカフェのようにおしゃれで自由、遊び心のある、より開かれたスペースに。 -
地域への感謝とふれあいを広げる拠点に
武蔵小金井駅南口、駅前再開発エリアの一角。ここなら、府中、小平、花小金井、秋津 のふれあいパークをはじめ、多摩地区の多くのお客様が利用しやすい。
いせやにとってもいわば地元であり、府中くらやみ祭りへの参加や、
2020年より埼玉西武ライオンズのオフィシャルスポンサーとなるなど、
地域とともに歩んでいこうとするうえで、これ以上の場所はない。
すぐさま契約し、設計プランにとりかかることとなった。 -
若い感性が描くやわらかな空間に
いせやならではの独創性と遊び心あふれるラウンジには、若い感性がどうしても必要だった。
そこで、小金井市における「空き家活用PROJECT」や、ミャンマーに良質な住宅を届ける 「Smart Japan」などに積極的に取り組む建築家、上原和建築研究所の上原和氏に依頼。
快諾をいただき、早々にいせやの伝統と未来の創造を実現に向けた、3つのデザインの指標を提案された。
01 新しい「品」をつくる…世代を超えて好感をもたれる新鮮な空間に
02 まちの「顔」となる…存在感があり、だれからも知られるラウンジに
03 「シェア」するラウンジ…つねに人が集まる場所に -
かまくらを思わせるドーム型の造形がシンボル
これら指標に基づき、上原氏がテーマとしたのは「空間の持続性」と「おおらかさ」。
角を極力なくし、曲面をふんだんに。また、床から格子状に組んだ天井へ
木の色みを徐々に明るくして、伸びやかさを表現。
ミーティングルームや受付、バーカウンターなどは、
白い漆喰のドーム型の造形に内包させて個性をもたせた。
もちろん、お一人様や車椅子の方もゆったり過ごしていただけるよう、
席の配置、バリアフリーについてもしっかり配慮されている。 -
いせやのさらなるチャレンジをここから
墓地をつくるのではなく、公園をつくる。宗教・宗派を超えて、人の想いを大切に。
気軽に足を運んで、気持ちを通わせていただけるように。
そうしたいせやの考え、オリジナリティへのこだわりは、この「ロゼリア・ラウンジ」にも息づいている。
企業としてのDNAである「ふれあい」と「チャレンジ」は、ここからまた新たな一歩を踏み出す。
お近くにお越しの際は、「ちょっとお茶でも飲んでいかれませんか」。