いせやの物語
- いせやの物語
- 第九話
いせやが、つなぎたいこと。進めたいこと。めざしたいこと。
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いせやのDNAを学ぶことから
勉強会は全社的なプロジェクトのひとつとして、札幌もなみを含むふれあいパークや
墓苑、さまざまな部署から、広く若手メンバーが選抜された。
コロナ禍にあって、研修や交流の機会がままならなかった世代。
いせやのDNAである「ふれあい+挑戦」をいかに継承していくか。
大切にしてきたことを学び、意見を交わすことからスタートした。
そこから、めざしていく方向や具体的な取り組みへと話題を広げ、
リモートでの開催やグループワークなど、工夫を凝らしながら月1~2回のペースで継続。
毎回課題を持ち帰り、先輩たちと共有し、ともに考え、またアイデアを出し合うことを繰り返した。
まさしく「いせやビジョン」にもとづく行動基準、
「自分がやる」「協力する」「明るくする」の実践の場としたのである。 -
大切にしてきたことをこれからも
会を重ねていくうちに、徐々にテーマが絞り込まれてきた。
●お墓・葬儀にイノベーションを
●だれもが能力を発揮できる、安心で働きやすい職場づくり
●環境への配慮
大きくこの3点について、どうあるべきか、なにができるか、話を進めていった。
実は、これらはいままでもいせやが大切にしてきたことにほかならない。
バラ咲くガーデニング霊園「ふれあいパーク」は革新の象徴であるし、
ステンドグラス・コフィン(棺)・花を大胆にとりいれた「ホールロゼリア」でのお葬式も然り。
「小平ふれあいパーク」のように、武蔵野の雑木林を守りつつ、以前よりも美しくゆたかな景観を実現した例も多い。
そうしたことを改めて学ぶなかでメンバー間でも、いつでも訪れたくなる空間であるために、
霊園をつねにきれいに保つことやおもてなしなど、
日々心がけていることについて活発に情報交換がなされた。
お茶の淹れかたや出しかた、お客様との接しかたといった研修への要望も多く、
コロナ禍明けとともに再開していく方針が確認された。
お客様とのふれあいをつなぎ育み、地域の人にもよりいっそう愛されるよう、
イベントや交流のアイデアも次々と。
「それ、いい!わたしたちの霊園でも」といった言葉が飛び交う場面もしばしば見られた。 -
樹木葬の普及や廃棄物の削減をさらに
美しい花のもとで眠る。しかも、埋葬した場所の近くに故人のお名前・生年月日・没年月日を刻んだ金属プレートが設置されるため、祈る対象が明確。
いせやは、こうした独自のスタイルをもって、いち早く樹木葬の普及に努めてきた。
今後さらに進めていくことは、大切な役割のひとつである。
また、「ふれあいパーク」における洋風の小さな墓標は、石材の削減にもつながっている。
加えて、墓石の廃材・端材のリサイクル、霊園内の落ち葉の堆肥化、井戸水の活用なども広げていきたい。
2023年中には本社に太陽光発電パネルを設置することになったほか、
いっそうのLED照明化をはじめ、省エネ・再生エネルギーについても取り入れられるものから段階的に推進していくことに。
そうした環境配慮に対して、メンバーの関心は非常に高く、
継続して検討していくこととなった。
若々しく自由な発想から、おもしろく、有用な提案が
生み出されることを期待していただきたい。
※2024年4月本社ビル屋上へ『太陽光パネル』設置いたしました。詳細はこちらをご覧ください。
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ふれあいとふれあいを、つなぐ。そこから新たな花を
人と人の想いを、世代と世代をつないでいく。
霊園や葬儀に携わる者として、いせやは、
今日見聞きしない日がない「SDGs」「サスティナブル」を
創業以来あたりまえのように実践しつづけてきた。
これからも、「ふれあいとふれあいを、つなぐ。」企業理念のもと、
志をつなぎ、進め、お客様はもちろん社員にとっても、新たな幸せの花を咲かせていきたい。
事業。お客様サービス。社会貢献。それから、それから。
この勉強会は、そのためのひとつの試みであり、
いせやのこれからに大きな意義をもたらすと信じる。
全メンバーによる社内への成果報告をもって、会は自主プロジェクトへ。
ストーリーはまだまだ始まったばかり、さてどんな展開を見せるか、
どうぞつづきをお楽しみに。